Fuzoku実践入門ブログ

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iOS版Kindleのパーソナルドキュメント表示は本になると直る

今回、KDPで出版するにあたり、最も頭を悩ませたのが、iOSKindleの表示についてです。

ですが、最初に結論を述べると、iOSKindleの表示は、パーソナルドキュメントと、KDPで出版された書籍とでは表示が異なるため、気にする必要はないようです。

パーソナルキュメントと本の表示の違い

Kindleでは、ライブラリ中で次のような分類を行なっています。

  • 自分でKindleへ送ったファイルを『ドキュメント』
  • 購入したファイルを『本』

なので、この記事では、それぞれ『ドキュメント』と『本』という区別で説明していきます。

実際のサンプルを見るのが最も手っ取り早いと思いますので、スクリーンショットを用意してみました。

左がiOSKindleでドキュメントとして開いた場合、右がiOSKindleで本として開いた場合です。

表示の違い1

スタイルが適切に反映されていないのがよく分かります。また、表の表示やフォントも崩れてしまっています。

表示の違い2

他にもリストが1行で表示されてしまったりなど、どうしたらいいのか頭を悩ませてくれたのですが、一方でKindleの実機では正しく表示されています。

実機の表示

それでは、ドキュメントをKindle実機で表示してみると、どうなるのかというと、次のように正しく理想的な表示となっていました。

Kindleでの表示1

Kindleでの表示2

色々と調べたところ、iOSKindleのパーソナルドキュメントの表示はかなり怪しいらしく、本になると正しく表示されるという話なので、その言葉を信じて(というより、どうしようもないので)リリースを行ないました。

そして、怖る怖る確認してみると、右の表示の通り意図した通りの正しい表示になっていたというわけです。

まとめ

電子書籍の表示確認としては、EPUBiBooks、MOBIは実機で表示確認を行なうのが、最も確実というのが現在のところの結論になります。

本当は、 Kindle Previewerを利用したいところなのですが、Mac OS 10.10 に上げてから起動できなくなってしまったので、いまのところはひとまず実機で確認したいと思います。

そんな紆余曲折を経てリリースしたFuzoku実践入門をぜひ宜しくお願いします。