Fuzoku実践入門ブログ

Amazon で好評発売中の『Fuzoku実践入門』に関するエピソードなどを紹介するブログです。

累計1,000部到達と、データから導き出されるKDPの考察

好評発売中の『Fuzoku実践入門』ですが、昨日累計実売数がついに1,000部を突破致しましたので、御礼を兼てご報告させて頂きます。

というわけで、この20日間を少し振り返ってみたいと思います。

11月20日までの実売数推移

まずは、分かやすいように11月1日から20日までの累計実売数を集計してグラフにしてみました。

11月20日時点の累計実売数

一目で分かりますが、11月11日時点でインターネット上で認知されるようになり、その結果、11月17日時点で累計1000部に到達しました。

このグラフでは分かりにくいのですが、10日までの販売数は4部でした。つまり、多少勢いが落ち着いてきたものの、実質7日間で1000部に到達したことになります。

この結果から導き出される重要な点としては、KDPの個人出版では、全く知名度のない一個人と言えども、上手く世間に評価してもらえる作品を作ることができれば、それなりの結果が出せるということを実感しました。

今回の私の場合では、定価890円というKDPの中では、割と高額に入る設定でしたが、もし、よくある99円や250円(Kindleセレクトの場合の最低価格)などの低価格で販売した場合、どのような結果となるのか気になるところです。

リアクションデータ

当然ですが、Amazonのページはアクセス解析ができませんので、実際に購入に至った方が、どのような認知経路で購入されたのかは分かりません。ですので、この20日間における、私が分かる範囲のインターネット上のデータを集めて分析してみました。

Twitter における反応

まずは、Twitter上で、『Fuzoku実践入門』というキーワードが、どのくらい言及されているのかを調べてみました。

『Fuzoku実践入門』言及数 by Topsy

こちらも、販売数の推移と同様に、11日頃に火がついていることが良く分かります。

ブログにおける反応

次に、本ブログのアクセス数を見てみると、こちらも11日が最も多いアクセスを集めていました。

ブログのアクセス数

なお、好評だった記事は下記の2つで、共に11月21日時点で60ブックマークオーバーとなっているようです。また、本ブログトップのはてブ数は、80オーバーとなります。

なお、はてな匿名ダイアリーで言及された記事については、300ブックマークを超えており、この記事による認知向上も見逃すことはできません。

Amazon商品ページの反応

Amazonランキング

Amazonの商品ページでは、最終的に新着ランキングは1位でしたが、全有料ランキングでは3位が最高位となり、1週間ほど10位以内をキープし続けていました。

また、商品ページのはてブ数は、11月20日現在で174となっていました。

Amazon商品ページのはてブ数

なお、Amzonカスタマーレビューでは、現時点で4つほどついており、☆5が1、☆4が1、☆2が1、☆1が1の、平均3という綺麗な結果となっているようです。

こちらも面白い内容ですので、いつかリアクション記事を書きたいと思います。

結論として、KDPでは、インターネット上での話題性が、販売数に直結することがよく分かる結果となりました。しかし、逆にAmazonのランキングは、そこまで継続的な販売数に影響を与えるとは言えないようです(当然ながら、瞬間的な影響はあると思います。)。

私の場合、広告は一切打っておりませんが、もし出版社が本腰を入れてマーケティング活動を行なうのであれば、やはりインターネット広告が販売数を伸ばす大きな鍵を握りそうです。

まとめ

さて、色々とデータを集めてみましたが、現時点における私のKDP実績は、このような結果となっております。

まだまだ、この世界の情報に疎いため、他のKDP作家方がどのような結果をお持ちであるかは分かりませんが、率直な感想を述べると、2014年末時点で、KDP作家という職業選択は、可能性としてはありえるのかなと感じました。

今回の結果は、成功か不成功かで言えば、成功なのかもしれませんが、シビアな言い方をすれば、2ヶ月をかけたと考えると、最終的な損益はまだ分かりませんが、そこまで利は高くはないと言えるでしょう。

ただし、作家もそうですが、概して制作業というのは、ある種のカタログビジネスでもあり、作品数の多さが将来の大きな糧となります。今後、世間にまったく評価されない駄作も生れるでしょうが、それにめげず、継続していくことが大事だと言えます。

なので、今回の結果はあくまでひとつの結果として受け止め、また気持ちを切り換えて、次に向かっていくことが重要だと私自身は思っている次第です。

将来を考えると、少し悲観的になる面もありますが、何にせよ、忘れてならないことは、技術の発展により、KDPという新しいプラットフォームができたことであり、これは紛れもなく喜ばしい事実です。

今年も残すところあと1ヶ月となりましたが、気を引き締めて頑張って参りたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

最後にお願い事となり恐縮ですが、もし宜しければ、次回作に向けてのアンケートにご協力をお願い致します。