Fuzoku実践入門ブログ

Amazon で好評発売中の『Fuzoku実践入門』に関するエピソードなどを紹介するブログです。

Atomエディタ用のRe:VIEWパッケージ

Fuzoku実践入門では、はじめての電子書籍執筆を支えたソフトウェアで説明した通り、Atomエディタを初めてメインに利用して執筆を行なったのですが、その際、できればシンタックスハイライトを行なってくれるモードのサポートが欲しいと思いました。

無ければ自分で作る

Re:VIEW Wikiを見ると、Atom向けのモードはないようなので、無ければ自分で作ろうと思い、執筆の休憩がてら、初めてのAtomパッケージ作成を平行して行ないました。

その時に作ったパッケージがこちらです。

実は既にあった

執筆も終ったので、こちらのパッケージも公開しようと思ってAtomのパッケージに登録しようとしたところ、エラーが出て登録できません。おかしいな?と思い、調べてみたところ、どうやら既に language-review というパッケージが存在していたのです。

これはしまったと思ったのですが、既に公開されているパッケージのコードを見ると、テストが少ないことと、純粋なシンタックスハイライトだけではなくプレビュー機能なども備えていることから、構文のテストがあり、単純なシンタックスハイライトを提供するパッケージとして、コードとしての価値があるかなと思い、language-review-simpleという名前で公開することにしました。

language-review-simple

language-review-simpleの表示

language-review-simple では、TDDの原則に従い、テストファーストで作成しました。まず、specを書き、次にgrammerを書く、といった形です。

Atom のパケージを作ったことも、CoffeeScriptのspecを書いたことも初めてだったのですが、執筆のよい息抜きになって楽しかったです。

まだ、完全に Re:VIEWの構文をサポートしているわけではないので、暇を見つけて完成させたいと思います。

そんなAtom用のパッケージまで作成して執筆したFuzoku実践入門を宜しくお願いします。