Fuzoku実践入門ブログ

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KDPによるKindle電子書籍出版の方法(2014年11月版)

KDPトップページ

Fuzoku実践入門』を電子出版するにあたり、どのプラットフォームから出版するのが良いか検討したのですが、最終的に Amazon Kindle向けのKindle ダイレクト・パブリッシング(以下、KDP)を利用することにしました。

本記事では、電子出版プラットフォームの現状から、KDPで出版するまでのフローを解説したいと思います。

検討したプラットフォーム

2014年現在、私が検討した電子出版のプラットフォームは下記になります。

結果的には、KDPを選択したのですが、その理由は2つあります。

  1. iBooks達人出版会はレギュレーションにひっかかりそう
  2. KDP セレクトが魅力的だった

1 については、結局試していないので実際のところは分からないのですが、2を選択することによって、他のプラットフォームという選択肢が消えることになります。

KDP セレクトとは

KDP セレクトとは、ひとことで説明すると、『ロイヤリティ(いわゆる印税)が70%になることと引き換えに、電子書籍をKDPで独占販売する契約』です。

詳しくは、KDPの利用規約及び、KDP セレクトに関してよくある質問をご参照下さい。なお、KDP セレクトについては、いずれ詳しく書こうと思っています。

KDPによる出版

さて、今回はKDPのみで出版を行なうことにしたため、KDPによる電子書籍の出版方法についてのみ、解説していきます。

1. KDP にサインインして、個人情報を入力

KDPにサインインすると、出版前に個人情報(名前や銀行口座情報など)の登録が必要となりますので、これを入力していきます。

登録方法については、Amazon の Kindle ストアでの電子出版に関するヘルプ:アカウント情報の入力に詳しく説明があります。

2. 本の登録

個人情報の入力が完了したら、次はいよいよ書籍の登録です。

新しいタイトルを追加

Amazon の Kindle ストアでの電子出版に関するヘルプ:本を出版する はじめにの説明の通り、「新しいタイトルを追加」のボタンを押して書籍の情報を入力していきます。

注意する点としては、『ローマ字』という項目は、Amazon USなどのページで利用される名前なので、ローマ字というよりも英語と考えて入力した方が良いでしょう。

また、うっかり前のページへ戻ってしまうと、入力内容が消えてしまいますので、『ドラフトとして保存』を活用しましょう。

書籍のアップロード

上のスクリーンショットは、表紙のアップロードが終わり、いよいよ本のアップードを行なっている途中です。

完了すると、アップロードした書籍のプレビューが出来るようになります。

プレビュー

3. 価格の登録

本の登録が完了したら、次は価格の登録になります。

価格の登録

KDP セレクトを利用すると、70%のロイヤリティが選択できるようになりますが、販売価格を250円から1,250円の間で設定するように決められています(USDの場合は、2.99ドルから9.99ドルの間)。詳しくは、希望小売価格の要件に書かれていますので、気になる方はご参照下さい。

Fuzoku実践入門の価格設定

また、標準ではAmazon.comの価格(USD)を入力すると、自動的に他の地域の価格も算出されるようになっていますが、日本円で890円という価格に設定したかったため、Amazon.co.jpの項目で『US価格に基づいて自動的に価格を設定』のチェックを外して、直接価格を設定しました。

価格の登録は以上になります。

4. あとは発売開始を待つだけ

レビュー中

本と価格の登録が済めば、後はAmazonによる審査と販売開始を待つだけになり、次のステップで進んでいき、販売可能になるとメールで知らせてくれます。

  1. レビュー中
  2. 出版準備中
  3. 販売中

出版準備中

私の場合、土曜日の18時頃に登録完了したのですが、夜の22時頃には『販売中』になりましたが、実際には20時くらいには、Amazonにページが用意されていました。

販売中

EX. 書籍情報の変更

販売開始後に、書籍情報を変更すると、ステータスが『販売中・変更事項の出版準備中』になります。

情報の変更

ここから、再び『販売中』に戻るまでは約6時間ほどかかりました。

なお、ステータスが『販売中』もしくは販売前の『下書き』の2つ以外のステータス時は、書籍情報の変更はできないようになっているので、変更は慎重に行ないましょう。

まとめ

KDPによる出版方法は以上となります。

実際に利用してみると、サポートドキュメントがしっかりと用意されていることと、ステップも短かいため、特に迷うことなく簡単に出版することができました。

また、販売が開始されると、レポートを見ることができるようになり、毎日楽しく眺めています。

自分の書いた書籍を簡単にインターネットで販売することができる電子出版は、今後より短かなものになっていく可能性がありますので、興味のある方はぜひ1度試してみるとよいでしょう。